これまでのコラムでは、技能実習、特定技能、技術・人文知識・国際業務といった在留資格の違いや特徴を取り上げてきました。
それぞれに目的や活用の仕方があり、特に特定技能制度は「人手不足分野における即戦力の労働力の確保」を目的とした新しい制度として注目されています。
その中でも、特に介護や外食業といった“対人サービス分野”は、言語能力や文化理解が求められることから、外国人にとってハードルが高くなりやすい領域です。
外食業で働きたい外国人のために|対策動画を講師として担当しました
このたび、私が評議員を務めている外国人雇用支援センターの取り組みの一環として、「特定技能1号 外食業」技能測定試験の対策動画の制作に協力いたしました。
そして今回、外食部門の講師を担当しました。

動画では、日本語能力N3〜N4程度の外国人の方を想定し、ゆっくり・やさしい日本語で、重要なポイントを丁寧に解説しています。
単に試験に受かるためだけでなく、日本で実際に働くイメージを持てるような内容を意識しています。
特定技能 外食業の試験内容と公式テキスト
「外食業」分野の試験は、一般社団法人 日本フードサービス協会が発行している公式テキストに基づいて出題されます。
こちらのテキストはどなたでも無料でダウンロードできます。
動画では、テキストだけでは理解が難しい部分を、図や実例を交えて分かりやすく解説しています。
外食業以外にも、他の分野を目指せます!
外食業以外にも、特定技能1号の対象分野として、建設・宿泊・ビルクリーニングなどがあります。
各分野にはそれぞれ、試験制度・公式テキスト・支援体制が整備されています。
「日本で働きたい」あなたを応援します
飲食の仕事がしたい
日本で働いてみたい
そう思っている外国人の方々に、少しでも安心して試験に臨んでもらえるように、今回の動画を制作しました。
これまで制度の背景を学んできた読者の皆さんにも、
「では実際にどうやって準備するのか?」という次のステップに進むきっかけとして、ぜひご活用いただければと思います。